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[2010.2] Update
人にはあまりなく犬にはたくさんある「被毛」について

犬の毛の不思議

人にはあまりなく、犬には沢山あるもの、それが被毛です。
犬の皮膚は鼻と肉球以外はすべて豊かな被毛で覆われています。被毛は犬種によっても、犬一頭一頭によっても手触りが異なっていますが、どんな役割などがあるのか調べてみましょう。


※毛の構造
犬の毛には、一次毛と呼ばれる2〜5本の太い毛と、二次毛と呼ばれる複数の細い毛があります。犬では面白いことに、これらの一次毛、二次毛はすべて同じ毛穴から生えています。この一次毛を保護毛、上毛、二次毛を緬毛、下毛と呼びます。

【被毛の役割1】 体の保護

被毛は体を覆う毛であり、皮膚を外敵から守ったり、水をはじいたり、体の乾燥や病原体の感染や侵入を防いだりする役割があります。

物理的な力から皮膚を保護する
犬同士で喧嘩した時など、毛がクッションとなって軽傷で済むということがあります。

雨や雪から皮膚を保護する
一次毛は雨や雪をはじき、また二次毛は水分が染み込むのを防いでいます。

光線からの保護
被毛は紫外線やその他の光線を吸収し、皮膚まで届かないようにしてくれています。しかし、白色の被毛を持つ犬ではその効果が少なく、毛の薄い部分(耳や鼻)に皮膚炎を起こしてしまうことがまれにある。

体温調節
毛の中で、二重毛は柔らかく、密集して生えているために、毛の間に多くの空気を含むことができます。この空気が断熱材の役目を果たし、体温の調節をしています。

 
【被毛の役割2】 保温と触覚の役割
保護毛と緬毛は体温調節の働きを持ち、触毛(ヒゲ)は感覚器の役割を果たしています。
 

以上、被毛は上記のように様々な役割をしています。

(小俣 ゆかり)
 
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