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[2010.2] Update
おうちの猫ちゃんは大丈夫?

猫下部尿路疾患(FLUTD)について

トイレではないところでオシッコしてしまう、トイレに行く回数が多い、オシッコの色が赤い、トイレの時間が長くなった、などお家の猫ちゃんで思い当たることはありませんか?また飼い主さんが気づきやすい症状として、食欲がなく何度も戻してしまう、トイレで唸る、鳴く、オシッコをしている様子がないという子もいます。

今回は猫下部尿路疾患(FLUTD)という猫ちゃんのオシッコの病気を紹介します。
FLUTDとは下部尿路(膀胱から尿道)に起こる病気の総称です。原因の多くに尿結石や尿結晶が関係しています。
一般的に尿に含まれるミネラル成分がこれ以上溶けることができない状態になって結晶化し、尿結石になると考えられています。尿中に見られる結石の種類にはストルバイト結晶、シュウ酸カルシウムなどがあり、それぞれ結晶の形や結晶化するpHに特徴があります。症状が進むと尿道が詰まってオシッコが出なくなり尿毒症という病気になり短期間で死んでしまうこともあります。定期的なオシッコの検査で結石になる前に見つけることもできます。


症状

・何回もトイレに行く
・オシッコの色が赤い
・トイレが長い、トイレで鳴く
・食欲がない、元気が無い
というような症状が一般的です。

 
お家でできるケア
・新鮮な水を十分に与える。
水分を取ることでオシッコの量が増え、オシッコが薄められます。

・適度な運動。
運動量が少ないと水分摂取量が少なくなります。

・トイレをきれいにする。
トイレが汚れているとオシッコを我慢してしまう子もいます。オシッコを我慢すると、膀胱にオシッコが溜まっている時間が長くなるので尿結石ができやすくなります。
 

一度なってしまうと、再発の可能性が50から70%になるといわれます。お家でできるケアや定期的な検査で予防してあげてください。

(加藤 亜矢)
 
参考文献:
「よく診る犬の疾患・猫の疾患 60」インターズー刊
「猫下部尿路疾患(FLUTD)のおはなし」
 
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