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[2005.6] Update
大切なペットを暑さから守る!
熱中症について

6月になり暑く、じめじめした季節となってきました。これからの時期、人もワンちゃんも暑さ対策をきちんとしましょう。特にうちのなみちゃんのように鼻の短い短頭種は、熱中症にならないように注意してください。   犬
ひんやりしてサイコー

熱中症に気をつけましょう
ペットと外出の機会も多くなるこの季節に注意したいのが熱中症です。熱中症とは、暑い環境によって起きる体の障害のことをいいます。動物は、体表で汗をかかないため体の中に熱がこもりやすく、平均体温も約38〜39度と高いため、すぐ40度以上にあがってしまいます。体温があがりすぎると細胞に変化が起こり、症状が進むと死に至る場合もあります。

原因と症状
炎天下で直射日光にあたったり、換気の悪い室内や、車内などの高温多湿な環境に放置されると体温があがります。夏場の激しい運動も同様です。また、ブルドッグやシーズー等の短頭種は、体温調節に重要な呼吸器官の構成上、上手に体温を下げられません。寒冷地帯原産の犬種も暑さに弱いと考えられます。他にも肥っていたり毛色の黒い子、室内犬で毛の生え変わりができなかった子などは熱中症にかかりやすいといえます。
症状としては、軽度の場合は呼吸が速くなったり、元気がなくなり、脱水症状となります。重度になると下痢や嘔吐、呼吸困難となりショックをおこしたり、意識が混濁してきます。最終的に命を落とす子もいます。
飼い主さんに心配させないように、ギリギリまで我慢する子もいます。元気そうに見えても、気温が高い日に長時間外にいることは避けるようにしましょう。

応急処置
熱中症は早期発見・早期治療が最も重要です。高体温の状態が長く続くほど、内臓や脳への影響が大きくなります。おかしいなと思ったら、早めにかかりつけの動物病院に連絡して指示をうけましょう。まずは涼しい場所に移動します。その後は症状により、少しずつ水を飲ませる、冷風をあてる、全身を水につけて濡らす、部分的に氷で冷やすなどの対処をします。氷で冷やすときは内股や首など、大きな血管が通っている部分を冷やしてあげると早く体温を下げることができます。
動物病院へ移動するときも、車の窓をあけて風があたるようにしてあげましょう。その場で回復したように見えても安心はできません。数時間かけて症状が進む事もあるので、必ず病院で診察を受けてください。

予防第一
動物は自分で体の不調を訴えられないので、日頃から予防してあげる事が大切です。
室内飼いでは風が通るように換気すること、直射日光を避けるためカーテンやすだれをかけ、数ヶ所に新鮮な飲み水を置いてあげましょう。エアコンは人間より低い位置で生活している動物にとって冷えすぎてしまうことがあります。過冷房にも気をつけて、快適な温度を保ちましょう。家の中と外で大きな温度差があると、外に出たときの体温調節が大変です。外に出るときはしばらくエアコンを切って部屋の温度を上げておきましょう。
室外飼いでは、日陰ができるように屋根をつくり、いつでも好きなだけ水が飲めるようにしましょう。日陰があってもアスファルトの照り返しなどで気温は上がりがちです。特に暑い日は打ち水などをしてあげましょう。

おでかけ時も要注意
散歩の時間も早朝や日が暮れた時間帯に、日陰を選んで歩きましょう。ペットボトルなどに水を入れて持ち歩くのもいいでしょう。靴をはかない動物は熱くなったアスファルトで肉球を火傷してしまいます。散歩に行く前に地面に触ってみて熱いようなら時間をずらし、ワンちゃんが気にしなければ、動物用の靴下をはかせても良いでしょう。
特に注意が必要なのが、車に乗せて外出するときです。車内は気温がすぐにあがってしまうため、必ず一緒に連れてでるようにしましょう。

 
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