くじら通信 ロゴ
くじら通信トップ

[2008.4.16] Update
予防前の検査と持続的な投与が必要
フィラリア検査の重要性
4月に入り、狂犬病やフィラリア予防で来院するワンちゃんが多くなってきました。フィラリアは毎月お薬を飲ませることで予防できますが、お薬をだす前に、去年しっかり予防できていたか、血液検査で調べる必要があります。万が一、すでに体内にフィラリアが住み着いていてお薬を飲ませてしまうと、かえって危険な状態になる可能性があるので、予防を始める前には、確実にフィラリアがいないことを確認しましょう。
伴野 真奈美
フィラリア予防薬とは?
フィラリアは、蚊を媒介にして子虫が犬の体内に入りこみ、成長しながら体内を循環します。成虫となったフィラリアは心臓に住みつき、様々な深刻な症状を引き起こします。フィラリアの予防薬は、体内に入った子虫が心臓に到達する前の中間発育場所(皮下や組織中)にいるうちに駆虫する薬です。今年は5月から12月までが予防期間です。蚊がいなくなったからといって途中で投薬をやめてはいけません。蚊のいなくなった後1〜2ヶ月間の投与が大切です。冬の間に成長して心臓に住み着いてしまう可能性があるので、期間中はしっかり最後まで投与してあげましょう。
 
検査が必要な理由
心臓に寄生したフィラリアはミクロフィラリアを産出し、ミクロフィラリアは循環血液中に寄生します。その状態で予防薬を飲ませてしまうと、駆虫されたミクロフィラリアが血管につまってしまいショックを起こしたり、死に至る場合もあります。去年毎月飲ませたつもりでも、見ていないところで薬を吐き出していたかもしれません。家族同士でお互いに薬をあげていると思って、飲ませ忘れがあるかもしれません。万が一のことを考え、必ず検査をしてから予防を始めましょう。フィラリア検査は随時行っており、結果もすぐにわかります。
 
フィラリアの予防は多くのワンちゃんがしているように思いますが、途中で投薬をやめてしまったり、投薬時期がずれてしまったりすることも多いのではないでしょうか。中には室内飼いだから大丈夫だとか、虫除けをおいているから大丈夫だとか思っている方もいるようです。しかし私達人間も、いくら気をつけても家の中で蚊にさされますよね。ワンちゃんも同じで、家の中だからといって安心はできません。ワンちゃんの快適な生活のために、予防前の検査と持続的な投薬がとても大切なのです。
 
くじら通信トップへ | このページのトップへ