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[2008.12] Update
ストレスのサインを見逃さないで
犬・猫の舐める噛むによる脱毛について

猫はふだんからよく体を舐めて毛づくろいをします。これはいたって正常な行動です。しかし、過剰に体を舐めているときには注意が必要です。犬は猫のように頻繁に毛づくろいをしませんが、一部分を過剰なまでに舐める行動は何か原因があるかもしれません。
いくつか考えられますが、その中の一つにストレスがあります。動物は言葉が使えないため、飼い主さんがストレスのサインに気づいてあげる必要があります。
動物はストレスを感じると同じ行動を繰り返す習性があります。そのことを「常同行動」といい、同じ行動を繰り返すことにより、不安を和らげようとしているのです。
いつもの行動との見分け方は…

過剰なほどに一部分を舐め(または噛み)続けている
舐めすぎて脱毛している
毛をむしったり噛み切っている
現場は見ていないが毛が茶色っぽく焼けている

などを見かけたら注意してください。しかし!原因がストレスだけではない場合もあるので、心配なようなら一度動物病院で診察を受けてみたください。
動物にも性格があるため、ストレスを受けやすい子とそうでない子がいます。ストレスを受けやすい子の性格は、臆病や怖がりだったり神経質な子が多く、脱毛をするほど舐めたり噛んだりするのは環境の変化によるストレスを受けたときが多いです。その原因を少しでも取り除いてあげることが一番の有効策だと思います。

 
ストレスの原因と対策
引越し
今まで安心して暮らしていた自分のテリトリーがガラっと変化することは動物にとって大変ストレスです。

<対策> 今まで使っていたクッションやタオル、トイレや爪とぎ、おもちゃなど自分のニオイがついていて慣れ親しんでる物を引き続き使い続ける。
新しい動物を迎えた
それぞれの相性もありますが、先住動物にとって大きなストレスになることもあるので、新しく動物を迎えるときには慎重に行いましょう。

<対策> 顔合わせをする前に、相手のニオイのついた物を先に嗅がせておくといいです。お互いがリラックスできるスペースをそれぞれに用意してあげる。
赤ちゃんが生まれた
これまで世話をしてくれていた飼い主さんが赤ちゃんの方ばかり見ていて、相手にしてくれない、あまりかまってもらえない。自分で歩けるようになった赤ちゃんに追い掛け回されたり、毛を引っ張られるなどあると大きなストレスになります。

<対策> 少しでもやさしく声をかけて、不安・不満を軽減してあげる。赤ちゃんと部屋を分ける。赤ちゃんから避難できて安心できるスペースを確保してあげる。
 
志村 仁美
 
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