くじら通信 ロゴ
くじら通信トップ

[2009.7] Update
お家で行える皮膚治療

暑い時期には薬用シャンプーを

狂犬病予防注射、フィラリア予防のシーズンも一段落し、病院も落ち着いてきました。これから暑くなるにつれて外耳炎や皮膚病などの病気が多くなるシーズンです。飲み薬や塗り薬を出すこともありますが、お家で行う皮膚病治療に薬用シャンプーがあります。
中村 歩
シャンプーの役割
動物は身体が毛で覆われているために軟膏やクリームでは直接薬をつけることが難しく、気にして皮膚をなめたり、かいたりして、より悪化させてしまうこともあります。そこで皮膚の汚れやアレルゲンをとるスキンケアと、薬用成分を皮膚に届ける目的でシャンプーが一般的に行われています。
人用のシャンプーは髪の毛のダメージケア、栄養補給をメインに出されていますが、動物用シャンプーは皮膚に対する効果によって使い分けをします。抗菌性シャンプー、角質溶解シャンプー、保湿性シャンプー、角質形成シャンプー、などさまざまな目的に使用されます。
 
シャンプーのポイント
皮膚表層の角質の厚さは人と比べて約半分しかありません。掻き崩して弱くなったり、傷付きやすくなっていることもあるので注意してブラッシングをします。毛がもつれたまま濡らすとさらに大きな毛玉になってしまうのでしっかりとほぐしてから濡らすようにしてください。
シャンプーは毛を洗うのではなく、皮膚を揉むように泡だてた状態で指の腹を使い、特にかゆみや赤みがあるところをマッサージしながら薬用成分が浸透するように10分程度時間をおきます。
シャンプーの薬剤が身体についたままだと、赤くなったり炎症が起きることがあるので全体をよくすすぎましょう。
しっかり乾燥させることも大切ですが、症状や動物の性格によってはタオルドライ、特にかゆみのある場合は冷風のほうが適する場合もあります。症状に合った方法で乾かしましょう。
シャンプーの頻度は症状の出ている場所や程度によって変わります。
じめじめする季節ですが、きれいにシャンプーしてすっきり過ごしましょう。 
 
くじら通信トップへ | このページのトップへ